こんにちは、現役エンジニアの inno_tech です。
賃貸物件でも自宅のテレビを壁掛けテレビにしたいとお悩みではないでしょうか?
私も同じ考えを持っていたので、長期のお休みを利用して、自宅テレビの壁掛けDIYにチャレンジしました。
賃貸物件でも壁に穴をあけずに壁掛けが実現できるので一人暮らしの方にもおすすめです。
DIYの全体像をチェック
before — 壁掛け前
壁掛け前の状態の写真がこちらです。
テレビ台の上にさらに大きめのモニター台を置き、43型テレビを置いています。
またモニター台の下には、PS4やWiiUのゲーム機を置いてあります。
After — 壁掛け後
今回は、ラブリコと2×4材を2セット分の支柱を立て、そこに壁掛け用のアームを取り付けることで壁掛けを実現しました。
こちらが完成した写真です。
壁掛け後のメリットは沢山ありました。
- 壁掛け化によりモニター台を撤去でき、テレビ台上を広く使える
- 2×4材の背面に配線スペースを設けることで、テレビとゲーム機の配線を隠すことができた
- 壁に穴をあけずに時計を設置できた
- テレビの位置が高くなり、ソファーから画面が見やすくなった
全体的にテレビ周りがすっきりしてイイ感じ♪
必要なものリスト
ラブリコ 2×4アジャスター (約2000円)
ラブリコは突っ張り棒で有名な平安伸銅工業さんの商品で、床と天井に突っ張ることによって2×4材の支柱を立てるための機材です。
ラブリコの中でも色々な種類があるのですが、通常タイプ(使用荷重:20kg)のタイプで問題ありませんでした。
今回は支柱2本を立てるので、2セット準備してください。
ここから購入できるよ~
必要な長さにカットした 2×4材 (約2500円)
テレビを支えるための支柱として、2×4材を使用します。
「床面~天井高までの高さ – 95mm 」にカットした2×4材を2本 準備してください。
2×4材はホームセンターで購入するのが一番安く済みます。
必要な長さのカットもホームセンターで注文できるので、事前に天井までの高さを計測し、お店に向かいましょう。
後で説明しますが、カット時の端材をもらっておいた方がよいです。
長さを間違えないように注意してね!
テレビ 壁掛け用アーム (約4,000円)
テレビを壁掛けするためのアームです。
値段はピンキリですが、ネットショップであれば4,000円前後で購入できます。
壁に取り付ける部分が、下の画像のような縦方向に支柱に固定できるタイプのアームを購入してください。
おすすめはこれ!
チルト(傾き)機能も付いて設置後も画面の調整ができるよ!
アーム購入時の注意点を挙げておきます。
- 対象のテレビサイズ・重量がアームの保証範囲内であることを確認
- アームの固定する部分が所有しているテレビと合致するか確認
ほとんどの壁掛け用アームはVESA規格に対応しているので、お持ちのTVがVESAに対応しているか確認しましょう。
ただし、VESA規格に対応していても、機種によってはパーツが干渉する可能性があるようです。 - 壁に取り付ける部分が幅広なタイプは避ける
2×4材に固定する都合上、幅方向の広い範囲にネジ留めはができません。取り付け強度が不足する可能性があります。
電動ドライバー / ドリル
木材の下穴あけが必須です。持っていない方は購入しましょう。
DIY初心者のおすすめはこれ!
見映えをよくするアイテム(なくてもOK)
2×4材をそのまま使うとあまり見た目がよくないため、やすり掛けとオイルフィニッシュをするのがおすすめです。
いくつかアイテムを紹介します。
ドレッサー
非常に耐久性の高いやすりです。木材の角を取ったり、表面を粗く削るために使用します。
紙やすり
木材の表面をきれいに仕上げるために使用します。
150番(粗目), 400番(中目), 600番以上(細目) の3段階あればいいと思います。
木材用オイル
木材の表面を保護するとともに、木目をきれいに出すために使用します。
他のDIYerの記事を見ていると、BRIWAX や ワトコオイル を使用している人が多い印象です。
オイルを塗るならやすり掛けは必須だよ!
ぼくはワトコオイル派!
DIYの手順を解説
2×4材のやすり掛け・オイルフィニッシュ
購入した2×4材の下処理を行います。
やすり掛け・オイルフィニッシュのコツは「DIYでハンガーラックづくりにチャレンジ!(Part2. 木材の下処理編)」の記事にまとめているので、こちらを参考に作業してください。
下処理はなしでいいや~という人はスキップしてOKだよ。
でも見た目も耐久性もよくなるから下処理するのがおすすめ
取り付けネジの貫通防止加工
TVという重量物を支えるため、壁掛けアームの取り付けネジはかなり大きいものが付属します。
商品にもよりますが、今回使用した壁掛けアームでは2×4材を貫通する長さでした。
そのままで使用すると、2×4材を貫通して壁を傷つける可能性があるので、2×4材をカットした際のでる端材を重ねることで貫通を防止します。
今回は、下の写真のように端材の上下端にLアングルを取り付けることで固定しました。
これでアーム固定用の長いネジが貫通しても端材が受け止めるので安心です。
Lアングルはこれを使いました!
端材をつけた位置に壁掛けアームを固定します。
つまり、端材の取り付け位置がテレビ画面の高さ相当になるため慎重に位置決めしましょう。
2×4材とラブリコで支柱を立てる
次に、ラブリコを使って支柱を立てます。
ポイントは水平器を使って垂直に立てることです。
「DIYでハンガーラックづくりにチャレンジ!(Part3. 組み立て編)」の記事に水平器を使った立て方のポイントを説明しているので参照してください。
支柱の固定に関して
- 2本の支柱を立てる間隔は、アームを固定するネジ位置が2×4材の中央に来るように調整します。
- ラブリコの突っ張りネジをしっかりと締め、支柱が動かないように固定します。
支柱に壁掛けアームを固定
壁掛けアームを取り付け前に、以下のステップで位置決めをします。
- テレビの取り付け高さを決める
一般的に50inchテレビの場合、高さ105cm程度が良いといわれています。 - 壁掛けアームの中心がTVの取り付け高さ になる位置を確認
- アームを持ち上げ、目標の高さに合わせる
- アームに付属している水平器を確認しつつ、水平に合わせたら固定ネジ位置に鉛筆等でマーキングする
マーキング後、一旦アームを下ろし、マーキング位置に電動ドリルで下穴をあけます。
その後、再度アームを支柱に合わせながら、付属のネジでアームを支柱に固定します。
固定部分は下の写真のようになっています。
壁掛け用アームパーツをテレビに取り付け
まず、テレビの裏返した状態で地面に置き、ベース(土台)を取り外します。
ベースを取り外したら、壁掛け用アームパーツをテレビに取り付けます。
なお、アームパーツには複数のネジ穴があり、一定の範囲内であれば高さの微調整が可能です。
あとちょっと頑張って!
テレビをアームにかけたら完成
最後に、テレビを持ち上げ、壁掛けパーツの出っ張りをアームに上から引っ掛ければ完成です。
下からネジで固定し、テレビの横ずれも防止します。
下の画像のように、壁掛けテレビの状態になりました。
仕上げ
仕上げに、周辺機器の配線を行います。
配線を2×4材の支柱裏に隠せば見た目もよくなります。
端材を使って2×4材を重ねたことにより、重ねた端材の上が機器の収納スペースになりました。
周辺機器の設置も終われば、完成です。
材料さえあれば、2~3時間程度でできると思います。
お疲れさまでした~
さいごに
今回は、ラブリコを使って壁掛けTVをDIYする方法をまとめました。
DIYが面倒な方は、既製品のテレビスタンドを使うのが一番簡単で確実な方法です。
いかがだったでしょうか。
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