こんにちは、現役エンジニアの inno_tech です。
モノづくりに興味があり、2×4材を使ったDIYにチャレンジしてみました。
これからDIYにチャレンジしたいという方は参考にしてください。
本記事は、前回の続きです。
今回は購入した木材に下処理としてやすり掛けとオイルフィニッシュを行います。
購入した木材をそのまま使用してもよいのですが、
やすり掛け と オイルフィニッシュ で大きく見映えが変わり、プロが作ったような格好いい家具を作ることができます。
自作のハンガーラックを眺めながら、服を選ぶのは気分も上がりますよ。
木材の下処理1(研磨)
2×4材のやすり掛け(目安時間 15分 x 本数)
購入したままの2×4材は、表面が凸凹しているので粗目の紙やすり(150番前後) ⇒ 中目の紙やすり(400番前後)をかけて仕上げます。
SPF材は木材の性質上、これ以上細かい目のものをかけてもあまり表面はきれいになりません。
仕上がりの目安ですが、手で触れた時にざらざらという感触が多少残るくらいまで作業しましょう。
1本あたり15分程度あれば仕上げられると思います。
やすり掛けの作業は木の粉が舞い、喉や目を傷める可能性があります。必ず眼鏡/マスクを装着し、外で作業しましょう。
やすり掛けが終わったら、木の表面をオイル用の刷毛で払って、表面に付着した粉をなるべく落としておいてください。
理由は、オイルフィニッシュする際に、粉があるとなじまなくなるためです。
棚板の角落とし(目安時間 5分 x 毎数)
購入したままの棚板は、角がとがった状態で身体をぶつけるとけがの恐れがあるため、角を落としていきます。
紙やすりでも無理ではないですが、ドレッサーという研磨道具を使うとすぐに削れて時短になります。
このように木のエッジに沿ってドレッサーで1~2mm程度、研磨します。
棚板1枚あたり12辺あるので研磨漏れに注意してください。
目安としては、手を角に当ててみて痛みを感じないレベルであれば十分です。
棚板のやすり掛け(目安時間 15分 x 毎数)
続いて、粗目の紙やすり(150番前後) ⇒ 中目の紙やすり(400番前後) ⇒ 細目の紙やすり(800番前後) をかけて仕上げます。
研磨する方向は木目に沿った方向がよいと言われています。
仕上がりの目安ですが、手で触れた時につるつるという感触になるまで根気よく作業しましょう。
きれいに研磨した木材は、何度も触っていたくなるような気持ちよさになりますよ。
2×4材と同様、やすり掛けが終わったら木の表面をオイル用の刷毛で払って、表面に付着した粉をなるべく落としておいてください。
ちなみに写真の棚板はゴム集成材を使用しています。
木材の下処理2(オイルフィニッシュ)
今回はワトコオイル(ナチュラル)を使用してオイルフィニッシュを行います。
オイルの乾燥をさせる関係上、晴れの日に作業したほうが乾きやすくて良いです。
下の写真のように、牛乳パックを横に切断したカップを作り、さらに外側にビニール袋をカバーとして覆うと、
オイルで床を汚すリスクが減らせるのでおすすめです。
オイルフィニッシュの流れ
刷毛を使って、2×4材にオイルを塗布していきます。
1回目の塗布は、木材の表面にオイルがうっすら残って光って見えるくらい、少し多めに塗布します。
ただし、ムラが出ないように全体が均等なオイル量になるように刷毛で広げてください。
オイルを塗ると下の写真のように木目がきれいに浮き出て、木の温かみが引き出されます。
1回目のオイル塗布後、15分~30分程度放置します。
15分~30分放置した後、木材に浸透しきれないオイルが表面に残っているはずです。
これをウエス(布)で軽くふき取り、さらに1時間程度乾かします。
手で表面を触ってもオイルが付かない程度になったら、2回目の塗布を行います。
2回目は、木材の表面に薄く塗布する程度でOKです。(1回目の1/3~1/4でよいと言われています。)
ワトコオイルの公式サイトでは、「2回目の塗布完了後、耐水ペーパーでウェット研磨する」という工程になっています。
私の経験上、この工程はスキップしても仕上がりに大きな問題ありません。
2回目の塗布して30分程度放置した後、ウエスで表面のオイルを軽くふき取り、丸一日乾燥すれば完成です!
オイルフィニッシュでこんなに鮮やかに木目が出ました。
十分に研磨したので手触りも最高です。
以上で木材の下処理は完了です。
次回は実際にDIYで組み立てをしていきます。
いかがだったでしょうか。
ほかにも役立つ情報が他のページにもあるかもしれません。
ご覧いただいても、ご覧いただかなくてもどちらでもどうぞ!
続き ⇒ 【賃貸でも収納を増やす】DIYでハンガーラックづくりにチャレンジ!(Part3. 組み立て編)
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