こんにちは、現役エンジニアの inno_tech です。
Ubuntuのインストール方法を
今回は、Ubuntu20.04LTS のインストール手順を解説していきます。
これからLinuxデビューをしてみたい、という方はこの記事を参考に進めてください。
今回は、Windows PC上に Virtual Boxの仮想環境としてUbuntu 20.04LTSをインストールします。
実機にUbuntuをインストールする流れも基本的には同じです。
Ubuntu 20.04LTSの入手
まずはダウンロードの方法を解説します。Ubuntuは無償で公開されているので誰でも入手可能です。
Ubuntu公式HPのダウンロードページにアクセスします。
Ubuntu 20.04LTS用のダウンロードボタンがありますので、これをクリックすると.isoファイルのダウンロードが始まります。
以上でUbuntuのインストールファイル(.iso)が入手できます。
約2.9GBのサイズですので、気長にダウンロードの完了を待ちましょう。
なぜ最新版をダウンロードしないのか?
上記ダウンロードサイトでは、「20.04 LTS」 と 「21.10」の2種類がダウンロード可能です。
なぜ、あえて古いバージョンをインストールを推奨するのでしょうか。
理由は、「LTS」という文字列がつけられたバージョンは、長期サポート(最低5年間)が保証されたバージョンだからです。
21.10のように無印バージョンの場合は9カ月間のサポートに限定されるため、すぐにバージョンアップが必要になってきます。
また、多くのソフトウェアはLTSバージョン下で動作保証されているものが多いため、最新のLTSバージョンを推奨します。
Virtual Box へUbuntuを追加
続いてVirtual Boxを使って、仮想マシンのUbuntuを作成します。
Virtual Boxマネージャーを起動してください。
「新規」をクリックします。
タイプ: Linux, バージョン: Ubuntu(64-bit) を選択してください。
名前 は 自由に設定してください。
自分がわかりやすい名前にしてね!
続いて、割り当てるメモリーを設定します。(今回は4GBとしました)
後で変更することもできるので、使用環境に応じて適宜設定してください。
続いて、「仮想ハードディスクを作成する」をチェックし、作成 をクリックします。
ハードディスクのファイルタイプは「VDI」のままにして、次へ をクリックします。
「可変サイズ」を選択し、次へをクリックします。
こちらの方が、ディスク容量を節約できるのでおすすめです。
さらに、ディスクデータの保存先と容量を入力します。
容量は使用環境に合わせて自由に設定してください。
今回は40GBとしました。
以上で、仮想マシンとしてUbuntuが出来上がりました。
とりあえずマシン(ハードウェア)の準備ができたイメージです!
Ubuntu20.04のセットアップ
次に、仮想マシンにUbuntuをインストールしていきます。
Ubuntuのインストールメディアを仮想マシンにセット
まずは、Virtual Boxマネージャーで対象の仮想マシンを選択した状態で、「設定」をクリックします。
ストレージ の設定を開き、「コントローラー IDE」の部分にある光学ドライブの追加ボタンをクリックします。
追加ボタンをクリックし、 ダウンロードしたUbuntu20.04の.isoファイルを選択します。
その後、選択をクリックし画面を閉じます。
光学ドライブに .isoファイルが追加されたことを確認し、OKボタンをクリックして設定画面を閉じます。
以上で、Ubuntuのインストールメディアが仮想マシン上にセットされた状態になります。
Ubuntu 20.04 インストーラーの起動
Virtual Boxマネージャー上で、対象の仮想マシンを選択し、起動 をクリックします。
仮想マシンを起動後、暫く経つとUbuntuのインストール画面が起動します。
一旦「X」をクリックしてインストールをキャンセルします。
インストールをキャンセルするとデスクトップ画面が表示されます。
デスクトップ上で右クリック > Display Settings をクリックします。
ディスプレイの解像度(Resolution)が 「800 x 600(4:3)」になっています。
これでは小さすぎるため、大きいサイズに設定します。
今回は、1280×960サイズに変更しました。
ディスプレイの設定が終わったら、インストーラーを起動します。
デスクトップ上にアイコンがあるのでこれをクリックします。
インストーラー起動後、画面左側にある言語設定を「日本語」に変更し、「続ける」をクリックします。
ここから実際にインストール作業を進めていきます。
Ubuntu 20.04 インストール
続いて、キーボードレイアウトを選択します。
テスト入力スペースがあるのでキーボード動作を確認し、適切なレイアウトを選択してください。
一般的な日本語キーボードであれば、Japaneseでよいはずです。
下の方にある入力スペースで試し打ちできるよ~
続いては、インストールするソフトウェア設定です。ここは自由に設定していただいて構いません。
今回は、容量節約のため「最小インストール」を選択しました。
最小の方がインストール時間も短くなるよ
インストールの種類は、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」にして、「インストール」をクリックします。
このような画面が表示されますが「続ける」をクリックしてください。
次にロケールの設定です。日本にいる場合はTokyoを選択し、「続ける」をクリックしてください。
ユーザー名, コンピュータ名, パスワードを入力し、「続ける」をクリックします。
忘れたらログインできなくなるから気を付けて!
以上でインストールが始まります。
5~10分程度、しばらく待ちましょう。
インストール完了後、下図のようなメッセージが表示されます。
「今すぐ再起動する」を選択してください。
Ubuntu 20.04 インストールメディアの取り出し
再起動指示後、下の画像のような黒い画面になります。
インストールメディア(.isoファイル)を取り出す必要があります。
そこで、仮想マシンの設定 > ストレージ >「isoファイルをセットしたIDEコントローラー」を選択し、
右側にあるディスクボタンをクリックします。
「仮想ドライブからディスクを除去」という項目があるので、
これをクリックし、isoファイルが表示から消えたことを確認してください。
設定画面でOKを押下して、画面を閉じます。
その後、先ほどの黒い画面上で、Enterを押すとUbuntuの再起動が始まります。
あとちょっと頑張って!
Ubuntu 20.04 へのログイン確認
再起動後、ログイン画面が起動したら、ログインします。
ログイン後、Ubuntuのデスクトップ画面が起動します。
とりあえずパッケージを最新化しておきましょう。
デスクトップ上で右クリックし、「端末で開く」をクリックしてください。
# パッケージの最新化
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
以上で、Ubuntu20.04LTSのインストールは完了です。
お疲れさまでした!
さいごに
今回はUbuntuのインストールの手順を説明しました。
また、Ubuntuのおすすめ書籍も一読することをおすすめします。
いかがだったでしょうか。
ほかにも役立つ情報が他のページにもあるかもしれません。
ご覧になるかはあなた次第です!
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