こんにちは、現役エンジニアの inno_tech です。
仮想化ソフトであるVirtual Box を初めてインストールした場合、多くのPCでは64bit OSが追加できない状態になっています。
その理由は、biosの設定で仮想化機能が無効になっているためです。
この記事ではbios設定を変更し、Virtual Boxで64bit版OSの仮想マシンを作成できるようにしていきます。
64bitOSが追加できない、32bit OSしか表示されなくて困っている方はこちらを参考にすれば改善します。
bios設定による仮想化技術の有効化
biosの設定画面を開き、仮想化技術を有効化していきます。
bios操作はメーカーによって若干変わるのですが、
以下は、HP Pavillion Gaming Desktop 690 の場合で説明します。
PCをシャットダウンした状態から電源を入れ、ファンクションキーを押下してbiosの設定画面に移行します。
メーカーがHPの場合、電源投入後、F10キー でbios設定が起動しました。
メーカーによってbios設定の開き方は異なるため、使用しているPCの説明書を確認してください。
[F1]、[F2]、[F8]、[F10]、[F12] あたりのメーカーが多いようです。
bios設定画面で、セキュリティ > システムのセキュリティを開きます。
”仮想化技術”という項目があるので有効化に変更してください。
その後、F10を押下して決定です。
このあたりの文言もメーカーによって若干異なります。”Virtualization Technology (VT-X)“という名称になっている場合もあります。
最後に、ファイル > 変更を保存して終了 を選んで、設定を保存してください。
その後、PCを起動し、Virtual Boxマネージャーを確認してください。
64bit版OSの追加が可能になっているはずです。
ちなみに、仮想化技術が無効になっている場合は、
追加可能なマシンの一覧に32bit版OSしか表示されません。
これでも上手くいかない場合
そもそもCPUが64bitをサポートしていない(32bit CPUである)可能性があります。
設定 > システム > 詳細情報 をクリックし、
システムの種類の項目が「x64ベースプロセッサ」かどうかを確認してください。
ここが32bitの場合は、残念ながら64bitOS は使用できません。
その他の可能性として、
Virtual Boxの必要要件として、 「SSE2 (Streaming SIMD Extensions 2)」 という機能をCPUがサポートしている必要があります。
CPUの型番を確認し、SSE2がサポートしているかを確認しましょう。
いかがだったでしょうか。
ほかにも役立つ情報が他のページにもあるかもしれません。
ご覧いただいても、ご覧いただかなくてもどちらでもどうぞ!
この記事がイイねと思ったら、Twitterフォロー か にほんブログ村のどちらかしてくれたら嬉しいよ!
コメント / ご要望