こんにちは、現役エンジニアの inno_tech です。
UbuntuでNode.jsのインストール方法をお探しでしょうか?
本記事はUbuntu 20.04LTS の環境で検証しています。
Node.js インストール
aptによるインストールは注意が必要
apt
を使用すると、Node.js をインストールできるのですが、実は何も指定せずにインストールするとかなり古いバージョンのnode.jsがインストールされます。
2022年時点ではNode.jsの最新バージョン v17 に対し、apt
を使用するとv10がインストールされます。
# この方法は非推奨
sudo apt install -y nodejs
# Node.jsバージョンが古い
node -v
v10.19.0
Node.jsが古いせいで、最新のライブラリが動作しない、なんてことも。。。
最新のバージョン また バージョンを指定してインストールするには、Node.jsのPPAリポジトリ(Personal Package Archives) を使用する必要があります。
正しいインストール方法
以下は、v16系をインストールする場合のサンプルです。使用したいバージョンに応じて curl で指定するURLを変更してください。
Node.jsバージョン と curlで指定するURLの関係は Node.js 公式Github に記載されているので確認してください。
# curlのインストール
sudo apt install -y curl
# v16をインストールする場合(使用するバージョンに合わせること)
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_16.x | sudo -E bash -
sudo apt install -y nodejs
# バージョンを確認
node -v
v16.14.2
# 自動的にnpmもインストールされる
npm -v
8.5.0
ちなみに、Node.jsは偶数バージョンをインストールするのがおすすめです。その理由を次に説明します。
どのバージョンのNode.jsを使用するべきか?
Node.jsでは6カ月ごとにメジャーバージョンアップが計画されており、そのサポート期間がバージョン番号によって異なります。
奇数番号のバージョン
例えばv17 のような奇数番号のNode.js はサポート期間が 6か月です。
偶数番号のバージョン(推奨)
例えばv16 のような偶数番号のNode.js はサポート期間が 30か月と保証されています。いわゆるLTSバージョン(Long Term Support)ですので、特段の理由がなければ偶数番号のバージョンを使用した方がよいでしょう。
各バージョンのサポート期間等の情報は、こちらのページで公式にアナウンスされているのでご確認ください。
まとめ
今回のまとめです。
- Node.jsをインストールするには、PPAリポジトリを使用してインストールする。
- Node.js は偶数番号(LTSバージョン) をインストールすべき。
- PPAリポジトリを使用しない場合、古いバージョンのNode.jsがインストールされてしまう。
私が厳選したNode.jsでアプリ開発を目指す方におすすめ書籍はこちら。
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